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私はPhysical Therapistとして介護・医療業界で働いています。なぜこのサイトを作成したかというと日々の仕事の中で【介護業界・医療業界】について思うことがあるからです。少しでも『介護士』『理学療法士』など日々頑張っている人の役に立つ情報をお届けできればと思います(*^^*)

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介護職のサービス残業の実態!時間外手当は労働基準法で決まっている労働者の権利

介護職の残業労働基準法を知ろう

介護職になって3ヶ月ですが、サービス残業が多くてびっくりしています。

介護職は意外にやることが多く、サービス残業が多い職種になります。

サービス残業をしなくていいために何かできませんか?

わかりました!今回は、介護職のサービス残業の実態について紹介したいと思います。

介護の現場で忙しく働いているあなたは日常的に『サービス残業』をしていませんか?

確かに介護業界は人手不足の業界であり、予測できないトラブルなども起こり『残業』をしないといけない場合もあるでしょう。

しかし、その際に『残業手当』または『時間外手当』を支給してもらっていますか?

当たり前のように残業をしなければならず、『職場に残っているのにタイムカードは先に押して定時の打刻』をしていませんか?

残業分の給与も支払われないと心身ともに疲れてしまい、職場への不満も大きくなります。

介護職が5人いれば3人は無償で残業、いわゆるサービス残業を余儀なくされているという調査結果もあり、介護業界ではサービス残業を強いる施設も多くあるのが現状。

サービス残業は労働基準法で禁止されているのになぜなくならないのか?

本記事の内容
  • 介護職のサービス残業の実態とは
  • 残業をする時はどんな業務が多いのか
  • 時間外手当の支給額には計算方法がある

介護職のサービス残業の実態と時間外手当の支給額の決定方法など現場で働いていると知らない知識の紹介をしたいと思います。

この記事を読んで自分のした仕事分の給与をもらえるような職場で働きましょう!

Contents

介護職の半分以上がサービス残業をしている実態

残業でため息

介護労働実態調査 報告書』によると介護職の4人に1人はサービス残業をしており、これは労働組合のある施設・事業所のみの結果であるため、実際には5人中3人と6割の方がサービス残業をしていると言われています。

半分以上の介護職の方がサービス残業をしているんです。。。

そんなに多いんですね。びっくりです。

介護職は仕事の割には給料が安いと感じている人も多いですが、このサービス残業をしていることも影響しています。

自分が働いた分の給与がもらえないと職場に対する不満も募っていきます。その結果、高い離職率に繋がり人手不足の職場になってしまします。

いいかえれば、サービス残業がない施設では職員の定着率も高いといえます。

介護職の残業内容はどんなものがある?

相談員電話

介護職のみなさんはどのような業務で残業をしているのでしょうか。

実際に介護現場で働く介護職の方に『残業で多い業務内容』について聞いてみました。

業務日誌や介護記録の作成

驚くことに記録の作成がサービス残業の7割を占めています。

介護施設ではただ介助などをすればいいわけではありません。
送迎やトイレの回数や状況・入浴の有無や機能訓練内容・レクリエーションの内容などたくさんの業務をした記録を作成しなければなりません。

介護職は入浴介助や食事介助など様々な実務があるため、事務作業をする時間は利用者さんの送迎後になることが多い。

その結果、業務時間を超えることも多く、残業をすることになる施設もあります。

残業して記録をつけるのではなく、しっかりと業務分担を行って業務時間内に記録の作業を終えるような職場で働きましょう!
もし記録で残業をするような施設では人手不足の場合や業務の効率化ができていないことも多いので注意が必要

準備・後片付けをしないといけない

介護施設では勤務時間とサービス提供時間がほとんど同じ場合が多いです。

その結果、勤務時間いっぱいに利用者さんのケアや対応に追われてしまいます。しかし、翌日の準備やもちろん今日使った物品や部屋の掃除などもあるため、どうしても残業をしやすくなってしまいがち。。。

会議や研修などの参加

介護業界で働く人ならご存知だと思いますが、介助技術や介護保険についての研修がある施設も多いです。

スキルを上げサービスを向上させるためには研修も必要ですが、この際に残業をつけない施設もあるため注意が必要です。

私が知っている施設では研修に参加すれば残業をつける、休みなどの場合は別途手当を支給する施設もあります!

また、毎月運営会議などをする施設も多いですね。

その時にタイムカードをきってサービス残業にしていませんか?会議もちゃんとした仕事です!出席者の時間の都合で時間外になってしまうこともありますが、絶対に残業手当を支給してもらいましょう!

残業代を支払わずに勤務時間外で行っている施設がルール違反をしているんです。

残業代が支払われない1番の理由は意外なもの

時間外労働をしているのに残業代が支払われない。

そんな施設で働くことをオススメしませんが、残業代が支払われない理由の1番は意外なものなんです。

労働者が『残業を申請しない』が残業代が支払われない1番の理由なんです。

残業をする際には申請が必要な施設が多いですね。そのため、そもそも残業申請をしていないと残業したことにならず残業代が支払われないということになります。

では介護職はなぜ『残業』の申請をしないのか?

残業をするのは自分が悪いと思ってしまう責任感から

日本人は真面目な人が多いです。

  • 自分の仕事は最後までやりきる
  • 仕事を残して帰ってはダメ
  • 時間内に終わらなかったのは自分の責任だからサービス残業は仕方ない
  • 自分がやらないと他の人が残業してしまう

責任感からこのような心境になりやすく、サービス残業をしてしまう人が多いです。

介護業界は人手不足の業界であり、介護職一人あたりの業務量が多い場合がほとんどです。
そのため、やらないといけないことが多く業務時間内に仕事が終わらないなんてこともよくあります。

仕事が残ってしまったのは決してあなたの仕事が遅い、仕事ができないわけではありません。

しっかりと残業代は請求をするようにしましょう!

職場の慣習や雰囲気から申請しにくい

職場自体で昔から残業申請をしないという慣習がある場合があります。
これは非常にやっかいです。。。

人件費削減のため、残業をしないようにと言われている職場も多く、そんな場合ではなかなか残業の申請がしにくく、サービス残業になってしまうことがよくあります。。。

みんな残業申請をせずにサービス残業をしているのに私だけ申請できない!なんてことが介護業界では多い。。。

実際に働くまで気づかないことも多いため、転職する際などには注意が必要です。

時間外手当の支給額の計算方法は決まっている

介護士ピックアップ

時間外手当は法律で支給額の計算方法があるって知っていますか?

時間外手当は〇〇円ですって勝手に決められている施設も多いかもしれませんが、それはダメなんですよ!

法定外残業とは法定労働時間である『1日8時間』『1週40時間』を超える労働のこと。
法定外残業の場合は時間外手当(残業代)に一定の割増率を掛けた金額を労働者に支払わなければいけません。
法定外残業に対する残業代の割増率は原則として賃金の1.25倍!また、法定外残業時間が月60時間を超える部分については割増率が1.5倍となる。

さらに、法定労働時間を超える場合は36(サブロク)協定を締結する必要があるので、あなたの職場ではきちんと協定を結んでいるか確認しておきましょう!

残業手当(時間外手当)は労働者の権利

介護士の集まり

1日8時間以上、週40時間以上働いたなら時間外手当はもらうべき権利です!

あなたが、会社のために一生懸命働いた対価として、時間外手当は支払われるべきものなんです!

少しくらいならいいやと考えてしまう人も多いですが、1ヶ月や1年単位で考えると大きな金額になります

サービス残業だけの問題ではなく、きちんと労働環境の整備をしていない会社では有給休暇や給料の査定などきちんと行われない可能性もあるため、注意が必要です!

サービス残業をしているなら転職を考えてみるのもいいかも

介護士いいねマーク

サービス残業を強いている施設でその体制を改善させるのは大変です。
さらに、サービス残業をさせるような施設では有給休暇が取得しにくいなど労働環境が悪い場合があります。

そのため、『サービス残業がない』『有給休暇の取得がしやすい』施設に転職する方法も検討するべきです。

『サービス残業』させるような施設で働かないように『転職サイト・エージェント』の利用がおすすめ!

働く前に残業や休暇、給料などの労働環境について事前に調べてくれるため、働いてから『こんな職場だと思わなかった』なんて失敗も少なくなりますよ!

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