【高齢者におすすめ】介護施設で人気の棒体操をPTがイラスト付きで紹介

棒体操をイラストつきで説明介護

こんにちは、Physical Therapistのまっすです。

高齢者を対象にしてるデイサービスや老人ホームなどの介護施設では集団体操を実施されていることが多いですよね。

歳を取るにつれて筋力低下が生じ、転倒などにより骨折をすることで寝たきりになる高齢者も少なくはありません。。。

そこで今回は理学療法士として介護施設で働く私が実際におこなっている集団体操(棒体操をイラスト付きで紹介します!

要支援から要介護まで様々なレベルの高齢者に対応!

日々どんな集団体操を実施すればいいか悩んでいるスタッフの方や初めて体操を指導するスタッフにわかりやすいように体操の効果や注意点などのノウハウをお伝えします。

棒体操をまとめた配布用資料(PDF様式)もページ下部に用意していますよ!

ぜひ日々の集団体操で実践してもらえたら嬉しいです!

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デイサービスや老人ホームなどの介護施設で人気の棒体操

体操する3人

介護施設で行われる体操として取り組みやすく人気な『棒体操

重錘などのトレーニング用品はお値段が高く、気軽に体操をする人数分を揃えたりするのは大変。。。

棒体操は『新聞紙を細長く丸め、ビニールテープで軽くとめてあげるだけ』で棒が作れちゃうので手軽に取り組めます!

今回紹介する『棒体操』は座って実施するので様々な介護度でも実施できます!

棒体操で配慮したいことや用意するもの

  • 椅子:両手を広げても隣とぶつからない程度に距離をとりましょう。
  • 指導する人が1人なら対面式、複数いるなら円形でもgood!
  • 椅子の背もたれにはもたれないようにしましょう。円背が強い方にはクッションなどで調整。
  • 無音だとシーンとなったときに気まずいので小さな音で音楽を流すのもgood!
  • 椅子からずり落ちしないように足は肩幅に広げて踏ん張りやすくしておく。

一番大事なのは『棒』!

新聞紙を細長く丸め、ビニールテープで丸めておく程度でOK!

この体操は10〜15分程度でおこなう体操になっています(*^^*)

棒を使った上肢の運動①

棒体操説明1
体操内容①棒を胸の前に構える
②棒を頭の後ろまで移動させる
注意点上まで挙げきれない人や痛みのある人はできる角度まででOK
背もたれにもたれないように注意
目的・鍛える部位肩関節周囲筋のトレーニング
肩関節や胸郭を動かしやすくする
肩関節、胸郭、脊柱の可動性UP

回数は10〜20回でOK

きちんとすると結構きついです!

棒を使った上肢の運動②

棒体操説明2
体操内容①棒を頭の後ろにセット
②棒を真上に上げる
注意点頭の後ろにセットできない場合はできる範囲でOK
なるべく胸をはるのがポイント!
目的・鍛える部位肩関節周囲筋のトレーニング
肩関節や胸郭を動かしやすくする
肩関節、胸郭、脊柱の可動性UP

回数は10〜20回でOK!

棒を使った上肢の運動③

棒体操説明3
体操内容①棒は胸の前にセット
②腕をひねります
③左右交互に繰り返す
注意点肘はしっかりと伸ばしたままおこなう
肩の痛みがある人は無理のない範囲でOK
腕をひねった際には腕が下がりすぎないようにする
目的・鍛える部位肩関節周囲筋のトレーニング
腕をねじる動作
肩関節、前腕

回数は左右で合計20〜30回でOK!

棒を使った体幹の運動①

棒体操説明4
体操内容①肘を曲げて棒は胸の前
②肘と反対の膝をくっつける
③左右交互に繰り返す
注意点胸の前にセットした棒は下がらないようにする
肘と膝がくっつかない人は無理せずできるところまで足を挙げましょう
目的・鍛える部位体幹筋、股関節のトレーニング
足をあげる筋の運動
体幹筋、股関節屈曲筋

回数は左右で合計20〜30回でOK!

棒を使った体幹の運動②

棒体操説明5
体操内容①棒の端を持って足をあげる
②棒を足の下に通して反対の手に持ち替える
③左右交互に繰り返す
注意点棒はなるべく内側から外側に通す
背中が曲がらないように背筋を伸ばす
体を倒して棒を通す人もいますが、しっかりと足を挙げておこなう
目的・鍛える部位体幹筋、股関節のトレーニング
足をあげる筋の運動
体幹筋、股関節屈曲筋

回数は左右で合計20〜30回でOK!

棒を使った空間認知の運動

棒体操説明6
体操内容①棒をお腹の前にセットする
②棒を真上に投げる
③落ちてきたところを両手でキャッチする
注意点棒をキャッチするのに余裕がある人は棒を投げている間に手を叩いてみよう!3回叩けたらすごい!
落とすと拾いに行ってしまう人がいるので注意
目的・鍛える部位空間認知能力のトレーニング
物を見る、追う能力の運動
空間認知能力、理解力

回数は10〜20回でOK!

棒を使った手足の運動①

棒体操説明7
体操内容①棒は胸の前、両足は前に出す
②棒を前に出し、足は手前に引く
注意点椅子から滑り落ちないように深く座る
手と足が反対の動きでなく、一緒の動きになってしますことがよくあるので注意
目的・鍛える部位体幹筋、股関節、理解力のトレーニング
足を挙げる筋や理解力をあげる運動
体幹筋、股関節屈曲筋、理解力

介護士に人気のおすすめ記事

棒を使った手足の運動②

棒体操説明8
体操内容①棒は胸の前にセットする
②棒を前に出し、足は横に広げる
③棒を胸の前に戻すときに足も閉じる
注意点背もたれにもたれないように注意する
足はなるべく横に大きく広げたほうが良いトレーニングになる!
目的・鍛える部位体幹筋、股関節、理解力のトレーニング
足を横に広げる筋や理解力をあげる運動
体幹筋、股関節屈曲筋、理解力

棒を使った手足の運動②

棒体操説明9
体操内容①棒は腕を伸ばして前に出し、片足を前に出す
②棒を手前に戻し、足を入れ替える
③交互におこなう
注意点足は左右交互に入れ替える
棒を前に出すパターンを変えると脳トレにもなる。たとえば偶数や3の倍数の時だけ前に出すなど
脳トレをしながら運動(デュアルタスク)
目的・鍛える部位体幹筋、股関節、理解力のトレーニング
足を前に出す筋や理解力をあげる運動
体幹筋、股関節屈曲筋、大腿四頭筋、理解力

左右合計20〜30回がベスト!

棒を使った追い込み運動①:4つの運動を連続で行う

棒体操説明10
体操内容①棒を大きく振りかぶる
②棒を胸の前まで振り下ろす
③繰り返す
注意点イメージは剣道の面の様な感じ
周りの人に当たらないように十分スペースを確保する
目的・鍛える部位肩関節周囲筋、持久力のトレーニング
腕を振り下ろす筋の運動
体幹筋、肩関節周囲筋、持久力

合計20回!

この運動から下記に続く3つの運動を休まずに連続で行う!

棒を使った追い込み運動②:4つの運動を連続で行う

棒体操説明11
体操内容①棒は横にセット
②棒を横から胸の前まで動かす
③繰り返す
注意点イメージは剣道の銅の様な感じ
周りの人に当たらないようにスペースに注意する
横に振り回すととても危険なのでしっかりと胸の前で止める
左右交互に実施
目的・鍛える部位肩関節周囲筋、持久力のトレーニング
肩を横に動かす筋の運動
体幹筋、肩関節周囲筋、持久力

左右合計20回!

連続で行う4つの運動の2つめ!

棒を使った追い込み運動③:4つの運動を連続で行う

棒体操説明12
体操内容①棒は下にセット
②棒を下から胸の前まで振り上げる
③繰り返す
注意点右下の次は左下からと左右交互におこなう
棒は上まで振り上げるのではなく、胸の前でしっかりと止める
上まで振り上げるのではなく制動することが大事!
目的・鍛える部位肩関節周囲筋、持久力のトレーニング
肩を上に振り上げる運動
体幹筋、肩関節周囲筋、持久力

左右合計20回!

連続で行う4つの運動の3つめ!

棒を使った追い込み運動④:4つの運動を連続で行う

棒体操説明13
体操内容①棒は胸の前に引いてセット
②棒を前に思いっきり突きます
③繰り返す
注意点肘を曲げた状態からしっかりと肘を伸ばす
前の人や物に当たらないようにスペースはしっかりと確保!
目的・鍛える部位肩関節周囲筋、持久力のトレーニング
腕を前に突き出す運動
体幹筋、肩関節周囲筋、持久力

合計20回!

連続で行う4つの運動の4つめ!

最後の運動で息もあがりますが、最後まで元気よく頑張りましょう!

棒体操は負荷量もちょうどで高齢者におすすめの体操

リハビリ職がガッツポーズしている画像

今回は様々な介護の方でもできるように13種類の運動を紹介しました。

私が実際にデイサービスや老人ホームなどで実施していますので、高齢者にはちょうどいい負荷量の設定になっています。

もしわかりにくい部分があればTwitterのDMやこのサイトのContactから問い合わせてもらえれば対応させて頂きます(*^^*)

介護施設での日々の集団体操に悩んでいる方はぜひ一度試してみて下さいね!

配布用資料はPDFファイルでスライド形式の資料になっています

介護体操
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