介護施設で働いている人なら一度は体験したことがあると思いますが、「レクリエーションを一生懸命考えたけどやってみると盛り上がらない」なんてことはありませんか?
デイサービスのレクリエーションの司会をしたんですが、いまいち盛り上がりませんでした。
デイサービスには様々な介護度のご利用者さんがいるので、レクリエーションを上手に実施するのって難しいですよね。
そぉなんです!色々なシチュエーションを考えておくべきだったと反省しています。
今回は介護施設でのレクリエーションを考える上で大切なことを紹介したいと思います!
私がデイサービスなどの介護施設で集団体操やレクリエーションをする際に理学療法士として気をつけていることは「誰でも楽しくできるよう」です!
レクリエーションはデイサービスなどの介護施設では、どこでも実施されており1日のカリキュラムの中に絶対に入ってくる項目になりますね。
ご利用者さんに楽しんでもらおうと一生懸命に内容を考えている介護士さんも多いと思います。
- レクリエーションの盛り上げ方を紹介
- レクリエーションの進行の流れについて解説
レクリエーションを盛り上げたいけどなかなか盛り上がらない、そんな悩みがある方へ上手に盛り上げることができるコツを紹介したいと思います。
ぜひ参考にさせてください!
レクリエーションを上手く盛り上げるために注意したいこと
経費もたくさん使えて人手もたくさんいればレクリエーションを盛り上げることも簡単ですが、『人手不足』の介護業界では難しいですよね。
そこで人手が少ない現場でもなんとか盛り上げることができる方法を紹介したいと思います!
レクを盛り上がるための進行方法
レクリエーションを楽しんでもらうためには進行が大事な要素になります!
道具を使ったりすると準備も大変だと思いますが、ここで大事なのは準備不足でも進行に関してはしっかりと事前に確認しておくこと!
レクリエーションの内容が良くても司会が上手くできなければグダグダになってしまいなんとも微妙な雰囲気になってしまうことがよくあります。
レクリエーションは盛り上がるんですが、ルール説明と終わりのあいさつでグダグダになってしまうことがよくあります。
- 元気よく明るい口調で話す
- 声だけじゃなく身振り手振りを入れながらルール説明をする
- 少し大げさに表現をする
この3点に注意して司会進行するだけで司会進行上手になれますよ!
また、ここでは忙しいスタッフも参加するようにしましょう!1人で進行するより2人の方が盛り上がりますよね!
様々な状態の方が一緒に楽しめるように考える
介護施設では車椅子、片麻痺、難聴、認知症など様々な病気や身体的な障害を持つ人が多くいます。
そのため、元気な方だけを意識したレクリエーション内容では楽しい雰囲気にはなりにくいです。一部でも楽しくなさそうなら盛り上がりにくいですよね。
実際にはどのような点に注意して様々な人が楽しめるように考えればいいですか?
- 両手・両足のメニューは片手・片足でもできるように考えておく
- 簡単すぎると思われる場合には、少し負荷をかけれるような内容を考えておく
- 必ず完璧にする必要はなく、できることだけやってもらえば良いくらいの心構えでする
体操をきちんとした姿勢でやりたがる職員もいますが、あまり姿勢を意識させすぎるのはよくありません。
そのため、様々な状態の方に対応できるように事前にどのような環境で行うかを準備しておきましょう!
進行でもそうですが、いろんな事態を想定して事前にシュミレーションしておくと上手くいきますよ!
明るい音楽をかける
シーンとした静かな場所より少し音がある環境の方が盛り上がりやすいですよね?
もちろん静かにした方がいいレクリエーションもあると思いますが、基本的には音が合ったほうが盛り上がります!
介護施設では高齢者向けに演歌などが多いですが、レクリエーションの時には職員が盛り上がる曲でもいいと私は考えています。
だって自分の好きな曲が流れていると気分も上がって楽しくなりますよね!でも激しすぎる音楽はやめておきましょうね。
自分の好きな音楽でいいなら職員も気分が乗って盛り上げやすかもしれませんね!
演歌じゃノリノリにはなりにくいですからね。
レクリエーションの進行の流れ
では、私が実際にレクリエーションを進行する上で気を付けている点や盛り上げポイントを紹介したいと思います。
ゲーム紹介とあいさつで盛り上げよう
まずはどんなゲームをするかの紹介です!
どんな人もどんなゲームをするか知らないと緊張してしまったりして盛り上がることはできにくいですよね。
さらに、あまり話したことがない利用者さん同士だと余計に緊張してしまったりします。
そのため、実際にゲームの進行役が『元気よくあいさつ』をしましょう!
一緒にゲームをするスタッフが明るく元気だと自然とゲームも楽しくなります。どんなあいさつにするかは事前にある程度考えておくほうがスムーズになるかもしれませんね!
『私は即興でもきちんとあいさつできる』という強者も時々いますが、人前では緊張してしまうことも多いので場の雰囲気が悪くならないように事前に考えておくことをおすすめします。
あいさつも事前の準備が大切ってことですね。
ルール説明でゲームの進行をスムーズにしよう
レクリエーションをする上で1番大事なのはルールで説明ですね!
ルールをきちんと説明しある程度の理解をしてもらわないとグダグダしたレクリエーションになってしまい、せっかく一生懸命考えた内容も残念な結界になってしまいます。
もし説明が長くなりそうなら話を区切って実際に見本を見せながら行うとスムーズです。百聞は一見にしかずってやつですね(*^^*)
盛り上げるポイントとしては見本を見せている際にわざとミスをしてみることです。
『あー。ミスしてしまった。みなさんはこんなことにならないようにね』なんて言うと笑ってもらえることも多く盛り上がります!もしくは、完璧にゲームをして拍手喝采をしてもらうとこれまた盛り上がります!
しっかりとルール説明ができるように考えたレクリエーションは一度職員で試してみましょう!改善点や転倒など注意した方がいいことも見つかります!
ゲーム中の声掛けについて
レクリエーションを盛り上げるにはゲーム中の声掛けも大事になってきます!
ゲーム中には利用者さんの表情や樣子を見ながら『楽しめているか』『危険がないか』などを気にかけましょう。
失敗をしても責めたりしないように!他の利用者さんに責められそうな場合には間に入って止めましょう。
一度でも嫌な思いをしてしますと次からレクリエーションをしたくないと思う人もいます。そんな事にならないように注意しましょう。
ゲームに夢中でトイレに行くのを我慢している人もいます。
ゲーム終了後ではトイレが混んでしまうことも多いので『トイレに行く回数の多い方』には声掛けなどをして早めに行動できるように促していきましょう。
ゲーム終了のあいさつ
何歳になってもゲームをすると負けたくないという気持ちでヒートアップして興奮状態になりやすいです。
確かに90歳の方でも普段では見せないくらい興奮してることがよくあります!
そんな気持ちを落ち着かせるために『深呼吸』をするようにしましょう。
そして順位が決まるゲームなら結果発表をしてみなさんに『頑張ったね』『楽しかったね』などゲームをしてよかったと思える声掛けをするといいですね。
時間に余裕があるなら参加した利用者さんに感想を聞いたり、次回にしたいレクリエーションなどを聞いてもいいかもしれませんね(*^^*)
レクリエーションはみんなで盛り上げよう
デイサービスではレクリエーションって一大イベントですよね!
利用者さんに楽しんでもらおうと頑張って考えていると思います。
準備も大変です。
介護の現場では『人間関係』の悪化による退職が多い職場です。ただでさえ人手不足の職場でスタッフが辞めてしまうと大変ですよね。。。
そんなことにならないようにみんなで協力して利用者さんに楽しんで頂けるようにしたいですね!