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介護記録は何のために作成するか知っていますか?
デイサービスで介護の記録をつけているんですが、いまいち記録をする意味がわかりません。
介護職として働く上で『介護記録』の作成は必須になります!
介護記録を作成する目的を知っておかないと、必要な情報を逃してしまい、介護サービスの質が低下してしまう可能性があります!
人手不足の介護業界では他の仕事に追われてしまうことも。。。
記録だけに時間を使っている暇もないですよね!
記録をつける意味を理解し、必要な項目を迅速に書けるようになることで仕事もスムーズになります!
ぜひこの記事を参考にして、日々の業務に活かしてください!
介護記録をつける4つの目的
介護業界で働くうえで『介護経過記録』の作成は必ずしなければなりません。
なぜ、「介護経過記録」を作成する必要があるんですか?
- 職員やケアマネとの情報共有のため
- 利用者さんの様子の変化に気づくため
- 事故など有事の際に証拠とするため
3つの理由を意識しないで記録をつけると、何かあった際にその記録が意味をなさないものになってしまう可能性があります。
そんなことにならないように『介護記録』をつける意味を把握しておきましょう!
職員やケアマネとの情報共有
介護現場では、チームワークが大事です!
たくさんの利用者さんがいる中で、1人が働くなんてことはないですよね。
複数の職種、数人で協力しながら利用者さんに合った介護サービスを提供します。
利用者に対してそれぞれがバラバラの介護を提供してしまうと、ケアの一貫性が失われます!
その結果、転倒などのリスクが高まったり、スタッフの好き嫌いにつながるなどサービスの提供に支障が出てくる可能性も。。。
だから介護記録をつけることは大切なんですね!
利用者さんの様子の変化に気づくため
デイサービスや老人ホームなどの介護施設を利用する利用者さんは何かしらの病気や身体的な問題を抱えている方が多いです。
そこで、普段の様子などを記録しておくことで身体の不調をいち早く知ることができ、病気の悪化などを防ぐことができる場合もあります。
普段から痛みのことや身体の不調を訴える人の場合では特に注意しておきましょう!
利用者さんや家族との情報共有
基本的に介護記録を家族が読むことはないかと思いますが、場合によっては家族さんに介護記録を公開することもあります。
また、きちんとした連絡帳などを用いて事業所での様子を簡単な記録としてお知らせしている場合もありますね。
家族さんを含め、利用者さんに関わる人すべてが想いを共有し、コミュニケーションを深めることが重要です。
事故など有事の際に証明とするため
介護現場では、自分たちがどのような介護を提供したかを証明しないといけない場面があります。
- 実地指導など行政の指導に対する情報公開
- 転倒など事故が起こった場合の状況確認
- 家族から記録の提出を求められた時
- ケアマネなどに日々の様子を伝えるためのモニタリング
このようにいくつかの場面で介護記録が必要になってきます。
この中でも重要なのが、行政の指導と事故などが起こった際の2つです。
いくら口頭で説明したとしても、書類として残しておかないと証拠能力はありません。
どれだけ適切な介護を提供していたとしても、介護記録を残しておかないと提供していたということにはなりません。。。
自分たちが行った介護が正しかったと証明するためにも、適切な介護記録を作成することが重要になります。
大変なことにならないための適切な介護記録の作成方法
適切な介護記録を作成するために参考にしたいのが『5W1H』『SOAP』の2種類の表現方法です。
5W1Hを意識して作成する
5W1Hは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
- When:いつ
- Where:どこで
- Who:誰が
- What:なにを
- Why:なぜ
- How:どのように
6つの項目で構成されており、読み手に伝わりやすい記録を作成することができます。
朝や昼食後などの曖昧な時間帯の表現ではなく、 24時間表記による明確な時間で記録しておくことをおすすめします!
また、複数の人物が登場する場合では、混同しないように主語をしっかりと記入しましょう。
SOAPを用いて客観的な事実のみを記録する
介護業界ではあまり馴染みがないかもしれませんが、医療業界では『SOAP』という記入方法を用いています。
- S:Sunjective(主観的情報)
- O:Objective(客観的情報)
- A:Assessment(評価)
- P:Plan(治療)
この4つの項目を意識して記録することで、利用者さんへの抱える問題点に対して、介護していくプロセスが明確となり、介護チームにおける情報共有もスムーズに行えます!
これは介護職だけでなく、看護師やリハ職など医療職との連携時にもスムーズに問題点を共有できるようになるため、ぜひ実践することをおすすめします。
結論:介護記録は適切につけておかないと意味がない
介護職として働く上で必須な介護記録の作成。
ただ作成するだけではいざとなった時に役に立たないことがあります。
そんなことにならないように日々の介護記録の作成時には『5W1H』『SOAP』の2つを意識して記録するように心掛けましょう!
そうすれば有事の際に役立つだけでなく、介護チームとして情報共有ができ、よりよい介護サービスの提供につながります!
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