理学療法士の『給料が上がらない理由』と『給料を上げる方法』を紹介

理学療法士の給料についてリハビリ

こんにちは、Physical Therapistのまっすです!

普段は介護施設やデイサービスの顧問、訪問看護ステーションなど様々な分野で働いています。

理学療法士として働いている人で何年経っても給料が上がらない!と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

CHECK

10年ほど前から養成校も増え、毎年10,000人の理学療法士、5,000人の作業療法士、1,500人の言語聴覚士のリハ職が誕生しています。

リハ職は3つとも大学や専門学校で専門の知識を学習し卒業をしないと受験資格が与えられない国家資格です

そんな人気の職業になった理学療法士などのリハ職ですが、実は『給料が上がりにくく、平均年収が全職種の平均以下なんですΣ(゚Д゚)

厳しい実習や高額な授業料を払って取れる国家資格なのにショックですよね。同じ医療職の看護師や放射線技師、検査技師、薬剤師に比べても低い傾向にあります。

今回、なぜリハ職の給料が上がらず年収も平均以下なのかを解説していきたいと思います。

この記事では『国家資格である理学療法士』の給料が年収以下である理由を紹介したいと思います。
この記事は新人PTや給料を上げたいPTにはぜひ読んでもらいたい!

理学療法士としてもっとキャリアアップしたい、給料をアップしたいと思っている方はぜひ最後まで読んで参考にして下さい(*^^*)

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理学療法士は給料が上がらない職種である

リハビリ画像3人

理学療法士の一般的な初任給は平均23万円前後と言われています。これは総支給額であり、手取りになるともう少し少ないです。

私が初めて勤めた病院では週2回の8時半までの夜診がありその分手当が出たので初任給は30万程度でした。
年収でいうと『440万円』になります。

この給料は決して低くないですが、有給休暇の昇給もできず、毎日夜遅くまで働いており精神的にも体力的にも辛かったです。。。

理学療法士の年収は全職種の平均より少し低い

理学療法士として働いている人の平均年齢は32.9歳で年収は408.5万円です。

これは給料所得者全体の平均給料が432.2万円(平均年齢は46歳)に比べると少ない!

POINT

理学療法士は初任給は高い傾向であるが、昇給額は低く年齢が高くになるにつれて全職種の平均年収よりさらに低くなる!

基準となる平均年齢が違うので完全に比較することはできませんが、決して給料が多い職種ではないのは確かです。

理学療法士は昇給額が少ない

リハ職年収グラフ

日本人の30歳代の平均年収は392万円であり、一般的な年収とPTの平均年収は大きな差はありません。

しかし、給料が低いと言われる要因は昇給額の低さにあります。

初任給は他の業種に比べて高い傾向にあります。実際、私も初任給を同級生に話すとびっくりされた経験があります。

しかし、グラフを見るとわかりますが、20代では理学療法士の給料は平均より少し高い傾向にありますが、30代では逆転しているのがわかりますよね。

この要因は理学療法士の昇給額の低さにあるんです。

一般的に男性の場合は20代から50代までに年収は300万円以上の昇給が見込めるとされていますが、理学療法士などのリハ職では多くても150〜200万円程度の昇給しか見込めません。

正直、本当に理学療法士などコメディカルの昇給はほとんど期待できません!

一般の職業は20代で初任給が20万円だとしても50代には40万、50万になっていることが多いですが、理学療法士の場合は20代で25万円でも50代でも30万円程度。。。

もし一般の職業と同じ様な昇給をしたいならリハビリ科の課長や部長クラスではたりないでしょう!
病院や法人の事務長や理事になれば年収650万〜1,000万円程度まで可能な場合もありますが。。。

リハ職の昇給額は月に数千円程度しか上がらない

私の経験ですが、病院などでは毎年4月が5月に2000〜5000円程度の基本給が上がります。だいたい2000円くらいが多いのではないでしょうか。

しかも基本給の上限も決まっており、10年目以降では昇給しないといった病院も多いと聞きます。

あなたが働く職場はどのような昇給額の計算であるか、上限はないのかの確認はしておくことをおすすめします!

理学療法士の給料が上がりにくい理由

リハビリトップ画像

なんで初任給は比較的高い傾向にあるのに昇給額が低く、給料が上がりにくいんでしょう

理学療法士の給料が上がらない理由はこの5点が考えられる

  • 理学療法士の数の増加
  • 給料が法律の影響を受ける
  • 単位数の縛りで時間や数が制限される
  • 認知度が低く、政治的な力が弱い
  • 新人でもベテランでも報酬が同じ

このなかでも『理学療法士の人数の増加』『給料が法律の影響を受ける』『新人でもベテランでも報酬が同じ』ことが理学療法士の給料が上がりにくい主な原因といえます!

ページ下部で理学療法士が給料を上げる方法を紹介しています!

理学療法士の数の増加し、飽和状態に近づいている

20年、30年ほど前までは年間1500~2000人程度しかPTは誕生していませんでしたが、現在は1万人以上のPTが誕生しています。

高齢者が増えてリハビリの重要性が高まっているといっても5倍もの数が増えていると考えると需要と供給のバランスから給料が上がりにくくなったり、低くなるのは容易に想像できますよね。

給料が法律の影響を受けるため

理学療法士だけでなく、医療・介護職の給料は国の法律がかなり影響しています。

リハ職は病院でリハビリを実施すると疾患別に医療点数というものによって報酬が決められています。具体的にいうと運動器』『脳血管疾患』『呼吸器疾患』『心大血管』『廃用症候群』といったものがあり、病院などの規模によりそれぞれにⅠ、Ⅱなど細かく分類されています。

この医療診療点数は2年に1度改定されており、この時の医療診療点数により稼ぐことのできる額が上下します。

国の医療費は高齢化による影響か年々上昇しており、国の財政を圧迫しています。

この影響で医療診療報酬は年々下がっている傾向にあり、それに伴い、リハ職だけでなく医療職の給料は上がりにくい傾向であるといえます。

単位数の縛りで時間や数が制限されるため、稼げる上限がある

リハビリは基本的に1単位20分という時間が決まっています。

これは1人の患者さんに対して絶対に20分以上はリハビリを実施しなければならないことを意味します。

医師や看護師など他の医療職では処置に対して時間が決められていないことがほとんどです(訪問看護などは決まりあり)。注射をするのに20分の時間をかけなさい!なんてないですよね。

また、リハ職では1単位の時間が決められている以外に1日24単位の上限や1週間に108単位までといった決まりがあります。

他の医療職でこんな制限はありません。医師や看護師が今日はこれ以上患者さんを見られませんなんてことになったら大変ですよね。。。この上限が決まっていることでリハ職は稼ぐことのできる額が決まってしまいます。

その結果、人件費率などを考えるとリハ職の給料の上限は決まってしまう傾向にあります。

医師や看護師など他の医療職では上限もないのでその力量で患者数を増やすなどをすれば稼げる額も増えるため、リハ職に比べ給料も上がりやすくなっています。

この上限が決まっていることでリハビリの質を担保しているといった面もあるので全てが悪いといったことではありません。

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世間の認知度が低く、政治的な力が弱い

『リハビリ』という言葉を知っている人は多くいますが。『理学療法士』『作業療法士』『言語聴覚士』といった言葉を知っている人は少ないです。

街の鍼灸院や整骨院、マッサージ院などでもリハビリという言葉を用いている店も多く、鍼灸師や柔道整復師、あん摩マッサージ師といった他の国家資格と区別がつかない人もかなり多くいる印象です。

実際、病院で働いていると『マッサージ』目的で通院される人もいました。

一般的には『リハビリ』=『マッサージみたいなもの』と認識している人も多くいますよね。

それほどリハ職の認知度は低いんです。。。

また、政治家になるリハ職も少ないです。医師や看護師の政治家は数多くいますが、理学療法士などリハ職の資格を持っている政治家はほとんどいません。

それが現状です。。。

このように給料が法律によって決まってくる医療職では政治的な力が弱いと現状を把握してもらえず、処遇や待遇が上がりにくくなります。

また、海外の理学療法士(Physical Therapist)は開業権があり、年収も1,000万円を超えているそうです。

アメリカではPTになるには大学を卒業後3年間の理学療法士養成大学院に入学・卒業し、博士課程を修了する必要があります。

このように日本とは違いかなりの知識や時間が必要になります。このことから日本でもセラピストの地位を上げるために努力していかないといけないと考えられますね。

新人でもベテランでも報酬が同じであり、コスパが悪い

1人の患者さんを新人のセラピストが治療しても20年目のセラピストが治療しても得られる報酬は同じです。

1日、1週間でみることのできる患者数も決まっており、おのずと稼げる額も決まっています。しかもこれが新人・ベテランと変わらないとなると昇給額も少ないのは当たり前ですよね。

医師なら経験により、患者さんをさばくスピードがあがり多く診療すればその分稼げる額も多くなりますが、理学療法士は法律上できません!

理学療法士が給料を上げる方法

リハビリ職の画像

ここまでは理学療法士の給料が上がりにくい、昇給しにくい話をしました。

では大幅な給料アップは期待できないのかといえばそうではありません。

具体的な方法としては以下の2点

  • 自分のスキルを活かして転職する
  • 起業する

この2点だけ!

他にも出世するといった方法もありますが、かなり時間を要するでしょう!
それなら転職してキャリアアップをすることをおすすめします!

病院などに比べると介護施設、さらに訪問看護ステーションなどでは給料が高い傾向にあります。

特に訪問看護ステーションではインセンティブ制度で頑張れば頑張るほど給料があがることが多いです。実際に私の友人は月に70万円ほど稼いでいるPTやOTもいます。

このようにまだまだ自分の頑張りで給料をあげることは可能です。

また、介護施設などではリハ職を必要としていることも多く、その分給料も高く設定していることがあります。

今の職場で頑張ることも大事だと思います。しかし、今後の人生のことを考え、給料もアップさせるには転職も1つの方法だということを頭の隅にでも置いておいてください。

現在の世の中、転職は決して悪いことではありません。

自分の能力を存分に発揮でき、さらにそれに見合った給料を受け取り、楽しい人生を過ごしましょう!

転職サイトは無料で登録できるところが多いので、とりあえず登録しておくといざ転職すると言った時に便利ですよ(*゚∀゚)

実際私も、転職して年収を100万円以上アップさせました!

私の実体験
誰でもできる方法です!

給料が低いと悩んでいた理学療法士が年収を100万円上げた方法!

理学療法士におすすめの大手転職サイト

PTなどリハ職が転職する際によく利用している『大手転職サイト』を紹介します!

私も実際に登録して、転職しました!思った以上にたくさんの求人があり、見ているだけでも参考になりましたよ(*^^*)

まとめ

  • 理学療法士の給料が上がりにくいのはホント
  • 昇給額も少ない
  • 給料が上がりにくい要因は『理学療法士の数の増加』『給料が法律の影響を受ける』『新人もベテランも稼げる額が変わらない』
  • 給料を上げたかったら転職がオススメ
  • 訪問看護ステーションに転職して給料が70万ほどのリハ職もいる

とりあえず給料上げたいなら転職サイトは登録しときましょ!

理学療法士は医療分野以外でも活躍の場があります!介護業界の理学療法士の需要は高まっており、高待遇の求人もありますよ!

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