こんにちは、まっすです。
介護士の仕事は他の業界に比べて離職率が高いと言われています。
誰しもが、一度は『介護士を辞めたい』と思ったことがあるのではないでしょうか?
では、どんな時に『辞めたい』と思うのでしょうか?
介護の仕事は利用者さんと接するだけでなく、職場の人間関係など対人のコミュニケーションが大事であり、ストレスを感じやすい職場であるといえます。
あなたが今辞めたいと悩んでいることは他の人も同じように悩んでいることかもしれません。
ひとりで悩まないで一緒に今後の解決策を考えませんか?
[ck]本記事の内容
- 介護士を辞めたい理由とは
- 人間関係について
- 本当に介護士の給料は低いのか?
- 職場の探し方について
この記事では『介護士を辞めたい』と悩んでいるあなたの力になれればと思います。
介護士を辞めたい人の理由あるある
介護職が『辞めたい』と考える理由とは何なんでしょうか。
厚生労働省の調査では
- 職場の人間関係の不満
- 理念や運営方針に対する不満
- 給料が少ない
- 他にやりたい仕事ができた
- 結婚や出産、育児や妊娠
が多くアンケートの回答で挙げられています。
その中でも『退職の理由TOP3』に注目してみていきましょう!
介護士を辞めたい理由 TOP3
厚生労働省の報告と私自身が実際に介護現場で聞いた内容とはほとんど一緒です。
[ck]辞めたい理由TOP3は
- 職場の人間関係への不満
- 職場の理念や運営方針に対する不満
- 給料が少ない
辞めたいと考えている人はいずれかひとつは当てはまることがあるのではないでしょうか?
私は『給料が低い』ことが辞めたい理由の1番だと考えていたので、意外だなと感じました。
この結果から今の時代は給料だけでなく、働く環境が大事ということがわかります!
職場の人間関係の不満
介護士に限らず、どの職種でも『人間関係』の悩みで辞めたいと感じることは多いです。
人間関係の悩みでは『同僚や上司』や『利用者さんとその家族』との関係の2つ分けられます。
同僚や上司との人間関係への不満
介護士は職員の年齢層も幅広く、高卒の10代から定年後の60代までと様々です。
職場で働く職員全員が同じ考えで仕事をしているわけではありません。年齢層も様々なことから仕事に対する熱量や仕事をこなすスピードなど丁寧さなど得意不得意も色々です。
介護の仕事は『目配り』『気配り』『心配り』が大事であり、よく気付く人はその分、仕事量が多くなってしまいます。そのため、『なんでこんなに働いているのにあの人と同じ給料なの?』と不満を抱く人も多いです。
[ck]上司との人間関係も『辞めたい』と思う理由のひとつ。
指示ばかりして部下の話も聞かない上司もいれば、仕事につまずいた時に寄り添って一緒に考えてくれる上司など様々です。
介護の現場はチームワークが大事になります!職員同士の人間関係や相性が良くなければ、仕事のストレスは計り知れません。そんなチームをまとめる上司の存在は職場にとって非常に大事になります。
もしあなたが人間関係に悩んでいるならそれは上司に問題があるのかもしれません。
[ck]利用者さんとその家族との関係も辞めたくなる理由に挙がることも。
利用者さんとのトラブルも時々聞かれる悩みのひとつです。
介護の仕事は『奉仕』によるものも大きく、大変な仕事も文句を言わすに介護している介護士がほとんどでしょう。
感謝してくれる利用者さんもいれば一生懸命したことにクレームを言ってくる人もいます。やって当たり前だ!みたいな態度をとられることもあります。
仕事だから仕方ないと思っていても体力的にも精神的にも大変な介護の仕事を辞めたくなることも多い傾向に。。。
『職場の人間関係の不満』への解決策
では、職場での人間関係の不満をどうやって解消するのか。
[ck]人間関係の不満を解消させる方法
- 自分の考え方を変える
- 信頼できる同僚や上司に相談する
- 転職する
01自分の考え方を変える
他人を変えるのはとてつもない時間と労力を必要とします。それならあなた自身の考えを変えてみることを考えるのはどうですか?
自分が苦手だと思う人は相手も苦手と思っていることが多いです。反対に自分の事を好きな人をあなたは簡単に嫌いになれませんよね?
あなたが『苦手意識』を取り払い、相手に少しでも歩み寄ることで人間関係は改善するかもしれません。
02信頼できる同僚や上司に相談する
信頼できる第3者に入ってもらうことで別の視点から考えをまとめることができます。
あなたでは考えることができなかった新しい考えやいいアドバイスをもらえるかも。
同じ様な考えの人が集まってしまうと愚痴を言い合ってしまうなどグループ化してさらに人間関係の悪化することも。。。
03心機一転、他の職場に転職する
あなた自身が一生懸命頑張っても無理な時はあります。
そんな時は思い切って環境を変えるもひとつの手段です。
やりがいのある介護の仕事も嫌な気持ちで続けるとしんどいだけです。心機一転新しい環境で楽しく仕事をしましょう。
一生懸命頑張ったあなたならどこへ行っても素晴らしい仕事ができるはず!
職場の理念や運営方針に対する不満
実際に働いてみると施設の理念や運営方針が自分の考えと違ったといったこともよくあります。
『利用者さん第一』という理念であっても経費削減ばかりで満足のいくサービスを提供できなかったり、反対に利用者さんばかりを優先しすぎて職員のことを疎かにすると不満が募りやすかったり。
慢性的な人手不足なのに施設はなにも対応してくれない、有給など休みがとれない、昇給がないなど運営に対する不満が多いのも介護業界の特徴。
こんな職場では働くモチベーションも保てません。。。
『職場の理念や運営方針に対する不満』への解決策
これの場合は、転職の選択肢のみになります。
職場の理念や運営方針を変えることほぼ100%無理です!
変えれるとすればあなた自身が施設長なり、管理者になることで可能になる場合もありますが、結局のところ雇われの身です。
根本から変えることは難しいところか、あなたにもその理念や運営方針を部下に教えるように迫ってくることになります。
介護士の給料は低いのか?
国が行った『平成30年民間給与実態統計調査』によると、全業種の平均給与432万円に対して介護士は約330万円となります。
介護職員処遇改善加算や2019年10月より開始された介護職員特定処遇改善加算などにより給料の改善が行われていますが、まだまだ低い傾向にあります。
そのため、仕事の割に給料が低いということが退職の要因となることも多いです。
処遇改善加算による給料のアップも『事業所の裁量』による部分も大きく、職場によって給料の差が広がっています。
『給料低い』の解決策
給料を上げるためには、どうすれば良いのか?
[ck]方法としては
- 資格などをとり資格手当やキャリアアップを目指す
- 夜勤がある職場に転職する
- より待遇のよい職場に転職する
- 他の業種に転職する
の4つのパターンになります。
介護福祉士などの資格をとり資格手当やキャリアアップを目指す
もし介護福祉士の資格を持っていないなら資格を取得することで『資格手当』がつくことにより給料のアップが見込めます。
介護福祉士の年収は『約377万円』となっており、無資格や実務者研修修了者に比べ高くなっています。
さらに、生活相談員や管理職になると給料がアップする施設が多いでしょう。
介護福祉士の方はケアマネージャーの資格を取得し、ケアマネージャーに転職することでキャリアアップとなり給料もアップすることも。
夜勤を増やす、または夜勤のある職場に転職する
デイサービスに比べ老人ホームなどの夜勤がある職場では夜勤手当がつくことで給料が多い傾向にあります。
夜勤は体力的にも大変な仕事ではありますが、回数を増やせばその分給料もアップしますが、主婦の方や体力的に厳しい方にはあまりおすすめできません。
より待遇のよい職場に転職する
1番おすすめなのはこの方法になります。
この理由としては、介護職は職場によって給料など待遇面が異なることも多いからです。
国の方針により『処遇改善加算』という介護士の給料改善のための法律ができましたが、支給には『事業所の裁量』が関わってくるためしっかりと支給されていない事業所もあります。
この点は知らない介護士さんも多いので、しっかりと『処遇改善加算』が支給されているかを確認することをおすすめします!
また、同じ給料でも休みが多かったり、有給など休みが取りやすい職場って魅力的ですよね。
プライベートも充実できますし、休みの日に非常勤で働くことで給料のアップも可能です。
他の業種に転職する
どんなに頑張っても介護の業界で稼ぐことのできる年収は決まっています。
自分の希望する年収が介護業界では無理な場合は他の業種への転職も視野にいれるべきでしょう!
介護士はやりがいのある仕事
介護士はやりがいのある仕事ですが、体力的にも精神的にもかなりハードな仕事です。
そこに職場での『人間関係』や『仕事に見合った報酬』がもらえないと辞めたくなるのも仕方ないことだと思います。
しかし、もしかするとその職場に問題があるだけで他の施設なら楽しく、やりがいのある介護の仕事ができるかもしれませんよ!
コロナウイルスの影響で倒産する会社も多くなることが予測されますが、『介護士』は売り手市場であり職には困らないはず。
そのメリットを活かしてあなたに合った職場で働くことでプライベートも仕事も充実した生活をしましょう!