こんにちは、Physical Therapistのまっすです。
私は現在、理学療法士(PT)として介護施設で勤務しています。
PTとして働き働き始めてもうすぐ10年になろうとしています!
新卒で病院に勤務し、その後、介護施設や訪問看護ステーション、デイサービスの顧問など様々な分野で働きました。
今回は、そんな経験を活かして理学療法士が転職する際に失敗しない方法や注意点について紹介します。
結論からいいます!

介護施設への転職で失敗しない方法は
- 医療現場との違いを理解しておく
- 介護現場での働き方を理解しておく
- めんどくさがらずに、口約束でなく書面で雇用契約書をもらう
の3点です!
ここからは詳しくみていきましょう(*゚∀゚)
介護施設(デイサービス)への転職で注意した方がいい点
理学療法士の勤務先として一番多いのは病院やクリニックなどの医療施設ですね。
現在、理学療法士の養育機関の増加などにより毎年たくさんのセラピストが増え、介護施設への就職をする人も多くなってきました。
ここでは、介護施設への転職で注意した方がいい点を3つあげます。
- 病院に比べセラピストの数も少ない場合が多く、経験を積みにくい
- 病院ではしないトイレ介助など介護的なケアを頼まれる場合がある
- デイサービスなどでは利用者の送迎などの業務をしないといけない場合がある
病院に比べセラピストの数も少ない場合が多く、経験を積みにくい
回復期のリハビリ病棟などが併設された病院ではセラピストが多いところで30~60人くらい働いている職場もよくみかけます。
それだけで悩みの相談や勉強会など学べる機会が多くありますよね。その点で、施設に比べて病院の方が教育体制が整っている環境であるといえますね。
また、介護施設に比べて回転の早い病院では、たくさんの症例の評価や利用などたくさんの経験をすることがあります。
病院ではしないトイレ介助など介護的なケアを頼まれる場合がある
病院では基本的にリハ職は患者さんに対するリハビリやカルテや計画書などの書類の整理をすることが仕事の中心になりますね。
トイレ動作などの練習や看護師・ヘルパーなどのへの介助方法の指導や病棟内のADL指導を行うことはあってもセラピストがトイレの介助をすることはありませんよね。
しかし、介護施設ではヘルパーの人員不足などにより、セラピストもトイレ介助などをする場合があります。
実際に動作を確認することで今後の治療につながることもありますが、リハ職として働くつもりだった人は戸惑うこともあるでしょうね。
デイサービスなどでは利用者の送迎などの業務をしないといけない場合がある
デイサービスでは自宅にいる利用者さんに対して送迎のサービスをしている施設がほとんどだと思います。これはデイサービスだけでなく、デイケアでも同じですね。
基本的にはヘルパーや送迎専門の職員(おじちゃんなどが多いですね)がが送迎する場合がほとんどだと思います。
しかし、こちらもヘルパーの人員不足の施設ではリハ職に対しても送迎をすることを要求される場合もあります。
訪問リハビリでは車に乗って自宅にうかがったりすることもありますが、利用者さんを実際に乗せることはありません。
介護施設への転職時に確認した方がいいこと

- リハビリ以外の業務についての有無
- 個別リハビリをするのか集団でのリハビリをするのか
- 勉強会などの実施の有無
リハビリ以外の業務についての有無
病院での勤務ではリハビリに関する仕事しかほぼしないですよね。
しかし、今の介護現場では慢性的な人手不足により、リハ職でもトイレ介助や送迎を求められることがあります。
理学療法士なのに介護の仕事をしないといけないのだろうと思うことがあるかもしれません。
どのような働き方を求められているかをしっかりと確認しておきましょう!
個別リハビリをするのか集団でのリハビリをするのか
医療保険でのリハビリは1単位20分、訪問リハビリなら1回20分と決まった時間がありますよね。
デイサービスでのリハビリは、おもに個別機能訓練(個別機能訓練加算Ⅰ、Ⅱ)と呼ばれるものは時間は決まっていません。
さらに、5人程度の集団でも可能な場合もあり医療保険でのパーソナルでのリハビリとは違いますよね。
医療保険とのリハビリの違いを理解して、その施設がどのようなリハビリの提供を望んでいるかを確認しておきましょう!
勉強会などの実施の有無
セラピストがたくさんいる病院ではよく勉強会がありますが、介護施設ではどうしてもセラピストの人数は少なく、わからないことがあっても相談しにくい環境です。
さらに、介護施設では医療現場にくらべ勉強会などの開催も少ない傾向にあります。そのため、施設での勉強会の有無や頻度を確認しましょう。
また、スキルアップを望むなら個人でも外部の勉強会に参加するなどの対応も必要ですね。
雇用契約書をしっかりともらうべき
病院や介護施設では雇用契約書をしっかりと作成せずに働くことがよくあります!
口約束で労働条件を決めていてもそれがしっかりと守られない場合も想定しましょう!
病院、介護施設だから大丈夫だと思わないで、あとから約束が違うとならないようにしっかりと書面を作成してもらいましょう!
労働条件を書面で通知するのは企業の義務です。
企業(会社)によっては『労働条件通知書』、『内定通知書』、『雇用契約書』などと言われます。
名称は何でもOKです!
企業は以下の項目を必ず入社者に対して書面で伝えなければなりません。(労働基準法施行規則第5条 明示すべき労働条件)
- 労働契約の期間に関する事項
- 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
- 始業・終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに交代制で就業させる場合の就業時転換に関する事項
- 賃金(退職手当及び臨時の賃金は除く。)の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項
- 退職に関する事項(解雇の事由を含む)
以上の項目は必ず確認し、書面作成をしてもらいましょう!
紹介での就職について

看護師や理学療法士などのコメディカルの職種は横のつながりなどもあり、紹介での転職をされることもよくあります。
確かに誰かの紹介だと安心なめんもありますが、退職することになったり、何かトラブルの際などに、紹介者との関係性が崩れてしまうこともあります。
その点、求人サイトなどはトラブルになった際の対処もしやすいといえるでしょう。
また、国家資格であるコメディカルの求人はたくさんあります。
せまい情報より転職サイトや求人サイトで幅広く情報を集めることでより自分にあった職場を探せるでしょう!
私自身転職サイトで何度か転職することで年収の増加など待遇の向上をしました。
今の職場に不満を抱いたまま働くのではなく、自分自身が楽しく、充実した生活ができるように考えてみましょう!
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